■ The Fluoride Connection(フッ化物のつながり)Fluoride and the Placental Barrier(フッ化物と胎盤の壁)
Kaj Roholmは、1937年、デンマークCryolite社の労働者におけるフッ化物中毒の研究の中で、フッ化物は胎盤の壁(バリア)を通過しないと思われると発表した。この意見はもともと、子供の乳歯におけるフッ素症を見逃していたことに基づいている。しかし後に、女性労働者からの汚染された母乳を通して、子供たちにフッ素症を引き起こす十分なフッ化物が伝達されると確証した。1953年、W.R.Coxは、チンチラ(リスに似た南米産の動物)における、商業用の動物の餌の高濃度なフッ化物に起因する複数の問題を発表した。
1951年には、考えられる最初の原因が確認されると、オレゴン医科大学の医師や化学者は、フッ化物は動物の胎盤を通過すると躊躇せず発表していた。
フッ化物と脳
1991年、「フッ化物の利益と危険」がアメリカ公衆衛生局(US Public Health Service)から出版され、その中で、フッ化物に対する血液脳関門の不滅性について書かれていた。そこでは、脳に対するフッ化物の影響に対しての参照は無かった。1978年の本「フッ化物添加:大きなジレンマ」の中では、Walbott, Burgstahler, McKinneyが職業上のフッ素症患者の79%が脳の皮質下軸の非特異的構造の機能障害を示しているというソビエトの医師の研究結果を示している。最近の中国での報告では、ある特有のフッ素症の地域での居住とIQとの関係に関する論議は、1989年から始まっているとしている。この報告の中で、知能における高いフッ化物の環境の影響は、分化と成長の早い胎児期や幼児期に起こるかも知れないとしている。特有のフッ素症地域において中絶手術で得られる胎児の脳組織の限外顕微鏡による研究では、脳神経組織の分化は劣っており、脳の発達が遅れているとしている。すすフッ素症(Liによる)と給水フッ素症(Zhaoによる)の研究では、高フッ化物地域に住む子供と低フッ化物地域の子供のIQを比較している。どちらの研究とも全ての年齢層において、高フッ化物地域の子供の方が低フッ化物地域の子供よりIQが低いと示している。この発見は、発達初期、つまり子宮内の神経病学的損傷を暗示している。しかし、IQ値低下の他の要因(要素欠乏、他の先天性・後天性疾患、文化的・民族的相違など)は除外されたようである。筆者は「生命の類似した状況」について触れているにも関わらず、歯や骨のフッ素症で重要な役割を果たすと知られている食事の違いについては、明確に説明されていなかった。これらの研究は、不妊のケースと同様、フッ化物の飲料水への添加を行っている国を除き、脳機能不全が、ある特有のフッ素症地域で蔓延しているという証拠を示している。1995年、アメリカとカナダのフッ化物添加50周年で、Mullenix,Denbestenは、ラットのフッ化ナトリウムの神経毒性に関する論文を発表した。「CNS(中枢神経系:Central Nervous System)機能は、フッ化物に弱く、暴露年齢に依存して作用の影響を受け、フッ化物は脳組織に蓄積されることを証明する初の研究である」と述べた。また、「他の発達上の神経毒の実験において、行動に関する機能の変化は、特に人間とラットでは種を超えても比較可能であると想像出来る」としている。この研究では、人においての一般的な行動パターンの崩壊(運動障害、IQ低下、学習障害)を示している。著者らは、ラットモデル(0.059〜0.640ppmのフッ化物)のプラズマ(血漿)濃度は、フッ化物に晒されている人で報告されている濃度と類似していると指摘している。また著者らは、中国の研究について言及し、飲料水のフッ化物の高水準(3〜11ppm)が骨格のフッ素症からくる身体的な変形を引き起こさずに、直接神経系に影響を及ぼすと指摘している。更に、まだ解明されていないことは、フッ化物への暴露が微かな脳の機能障害に関連するかの可能性である。
■ Baby Foods Too High in Fluoride(フッ化物の多すぎるベビーフード)
米国歯科協会の発表によれば、赤ちゃんが歯フッ素症(白斑、永久歯の茶色や黄色のステインなど)になる危険性がある高濃度のフッ化物を含むベビーフードがあるとしている。
たくさんのフッ化物の入ったチキンのベビーフードを定期的に2オンス(50g程度)食べている幼児は、フッ素症になるリスクが高くなる。フッ化物添加水で戻される乾いた幼児用シリアルを大量に食べる幼児は、相当量のフッ化物を摂取することになる。したがって、子供たちは、フッ化物歯磨き粉、フッ化物サプリメント、フッ化物添加水のような他の物からあまりたくさんフッ化物を摂取しないように監視されなければならない。
ニューヨーク州のフッ化物反対団体の代表で弁護士のポール・ビーバー氏は言う。「米国でのフッ化物摂取は制御不能である。子供たちは自分たちを苦しめるものに笑顔でお金を払っている。何年もの間、歯科業界は変わることなく、フッ化物を薦めてきた。今や、フッ化物を含む歯科製品と共に、水や食物、飲料品と、至る所、フッ化物が供給過剰である。」
1ppmのフッ化物が米国の水道水の半分以上に加えられている。(フッ化物添加水1リットルにつき約1mg)。その量は、歯科医が、フッ素症を起こさずにむし歯を予防出来る最適の量だとしている。(しかし、この研究では、フッ化物の最適摂取量は測定されていない)。
チキンは、食品の中に皮や骨のかけらを残すことの出来る機械による除骨方法で加工される。(研究によると、チキンの皮には、1ppmのフッ化物が含まれると分かった)。フッ化物は動物の骨や歯に蓄積される。FDA(食品医薬品局)はフッ化物入り歯磨き粉に次のような警告ラベルを張ることを求めている。「警告:6歳未満の子供たちの手の届かないようにする。誤って歯みがきで使用する以上に飲み込んだ場合、すぐに専門の助けを求めるか、毒コントロールセンターに連絡する」全ての物からのフッ化物の一日の推奨摂取量はどれくらいか? その値は何から出されるのか」。ビーバーは問う。「これらは、メディアが扱うべき問題である」。 http://www.tldp.com/issue/177/BabyFood.html